今日のみんなの家の外出活動は、「伊豆アートクラフトフェスティバル」開催中の旧依田邸（松崎町大沢）に行ってきました。旧依田邸は、今から３００年前（江戸時代元禄期）に建てられた「母屋」と、２００年前に建てられた「離れ」、幕末に建てられた「蔵」などからなる、伊豆地域では２番目に古い民家だそうです。依田家の子孫が経営する「大沢温泉ホテル」として活用されていましたが、観光客の減少のため経営難に陥り、現在は西伊豆地域の貴重な歴史遺産を残そうという志をもつNPO法人伊豆学研究会とNPO法人くらしまち継承機構によって管理されています。今回の「フェスティバル」も多くの人たちに旧依田邸の価値を認識してもらい、保存への協力を募りたいとの趣旨で開かれたようです
　みんなの家の利用者さんも、この建物に入ったのは初めてという方がほとんどで、立派な「おたつばしら（大黒柱）」や「あがりかまち」に感心されていました。安良里（あらり）に住むおばあさんは、この近くに依田家の経営する製糸工場があり、安良里からも働きに行っていた人がいたという話をしてくださいました。

本日のみんなの家の外出活動は、松崎町那賀にある農閑期の田んぼを使った花畑に行ってきました。花畑の一画には、松崎温泉の源泉かけ流しの足湯も設置されていて、足湯を楽しむ利用者さんもいました。花畑には、黄色やオレンジ色のアフリカキンセンカを主体に、青色のルリカラクサやピンク色の姫キンギョソウが咲いていました。